足のむくみと心臓

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こんにちは、ラウの藤田真由美です。
ブログをご覧になって頂きありがとうございます。
今回は、足のむくみと心臓を取り上げます。

心臓は全身に全身に血液を送り出すポンプの役割をしています。心臓は、血管を通じて全身のあらゆる組織と繋がっています。体の中枢で一番大事な臓器です。心臓は、1分間に60〜100回規則的な収縮を繰り返し、1日約10万回血液を送り出しています。心臓は電気信号で心臓の筋肉を収縮させるシステムがあり、このシステムが一生動くことで、心臓は動き続けるのです。

心臓はポンプのように血液を送り出しています。心臓のポンプの働きが低下して全身に血液が送れなくなると心不全になります。心不全は学会の定義で「心不全とは、心臓が悪いために息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなり生命を縮める病気」と説明されています。心不全は病気ではなく、心筋梗塞、心筋症、弁膜症、不整脈などが原因で起こる症候群です。

心臓の機能が低下すると心臓から全身に血液を十分に送れなくなります。そのため腎臓に届く血液の量が少なくなり、尿を作る働きが悪くなります。尿が作られないと体内に水分が溜まり、むくみます。夕方に重力で余分な水分が足にたまります。ひどくなると朝からむくみます。もっとひどくなると顔(特にまぶた)までむくむようになります。そのときは、要注意です。他にも坂道や階段で動悸や息切れを起こします。ひどくなると歩くだけで動悸や息切れを起こします。就寝時の咳や息苦しさで眠れなくなることもあります。

心臓の病気
◆心筋梗塞
心臓に血液を送る「冠動脈」が詰まり、心臓の筋肉に栄養や酸素が届かなくなり、心臓の筋肉が壊死します。狭くなった血管に血栓が詰まり発症します。主な原因は、血管が固くなって弾力を失う「動脈硬化」です。動脈硬化は、加齢や高血圧、喫煙習慣、肥満、糖尿病などが原因です。
◆心筋症
心筋症は、心臓の筋肉の異常によって新機能が低下する病気です。心筋症には拡張型心筋症が代表的で他に肥大型心筋症、拘束型心筋症があります。軽度の場合で、走ったり階段を登ると動悸、息切れ、呼吸がぜいぜいする、咳が出やすい、足がむくむなどの症状があります。重症になると、じっとしていても息苦しい、仰向けに寝れない、呼吸が荒くなる、チアノーゼ(唇や指先などが青っぽく見える状態)になると入院が必要です。心筋症の多くは、原因不明です。
◆心臓弁膜症
心臓弁膜症は、弁が加齢、感染症、外傷、先天的などの原因で正常に機能しなくなることで、心臓のポンプ機能に支障が出る病気です。心臓弁膜症と診断を受けても無症状の方も多いですが、息切れ、むくみ、体重増加、動悸、不整脈の症状があります。
◆不整脈
不整脈は、脈のリズムや頻度が一定でない状態です。不整脈は、脈が1分間に50以下の徐脈、100以上の頻脈、不規則になる場合があります。不整脈の原因の多くは長年の高血圧が心臓に負担をかけ心臓に痛みが生じることです。他に遺伝や体質、心筋梗塞や心筋症などの心臓の病気が原因で不整脈が起こることがあります。

心臓病の多くは生活習慣病が原因のことが多いので、心臓病の予防として高血圧、脂質異常、喫煙、糖尿病、肥満を改善が必要です。禁煙、減塩、カロリー制限、バランスの良い食事や、適度な運動が重要です。

最後までブログを読んで頂きありがとうございました。

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