足のむくみと肝臓

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こんにちは、ラウの藤田真由美です。
ブログをご覧になって頂きありがとうございます。
今回は、足のむくみと肝臓を取り上げました。

足のむくみを生じやすい病気として、肝臓障害(肝硬変)があります。足のむくみと関連しているのがアルブミンという物質です。アルブミンは血液中に含まれるタンパク質の一つで、血液の浸透圧を調節する働きをしています。浸透圧とは、血管に水分を取り込んだり、排出したりするときの圧力のことです。体内でアルブミン量が低下すると細胞と細胞の間にある水分を血管に取り込めず、水分がたまりやすくなり足がむくみます。

肝臓が原因で起こるむくみは、2種類です。
肝臓の機能が低下すると、肝臓でアルブミン(血液の水分を維持する働き)の合成ができなくりむくみが出てきます。
肝臓の機能が低下すると肝臓の解毒作用が悪くなり、お酒を飲んでアルコールの分解ができずむくみが出てきます。

肝臓は、体重の約1/50の人体で一番大きな臓器です。高い再生能力があるので肝臓の機能が低下してもはっきりとした症状が出ず、自覚症状がなく健康診断で肝機能の不調が発見されることが多いです。そんなところから『沈黙の臓器』と呼ばれています。

肝臓の働き
肝臓は500以上の働きがありますが、主な働きは「代謝」「エネルギーの貯蔵」「解毒」「胆汁の生成」の四つです。
*代謝
食事から摂った栄養分を胃や腸で消化された後、肝臓で身体の各器官が必要とする形に変えたり、エネルギーとして作り出したりする働きをします。肝臓でアルブミン(血液の水分を維持する働き)を合成します。肝臓は、代謝の中枢を担っています。
*エネルギーの貯蔵
脳の主要なエネルギー源であるブドウ糖(グルコース)を供給しているのが肝臓です。24時間いつでも補給ができるようにしながら、血糖値が上がりすぎないように、肝臓はブドウ糖をグリコーゲンの形で備蓄しています。
*胆汁の生成
肝臓は、コレステロールと胆汁酸から胆汁を作っています。胆汁は、脂質の消化吸収を助ける働きと、古くなった赤血球や微量金属など肝臓で処理された不要物を排泄する役割があります。
*解毒
肝臓は、身体に有害な物質を分解して無毒化する解毒の働きをします。アルコール、栄養素を代謝するときや過度な運動で体内に発生するアンモニア、薬なども身体には有害物質です。肝臓は、これらを無害なものにします。

肝臓を弱める原因は、お酒の飲み過ぎだけではありません。睡眠不足、夜ふかし、、食べ過ぎ、ストレスなどがあります。お気をつけ下さい。

最後までブログを読んで頂きありがとうございました。

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